懐かれていると思っていた愛犬に、突然威嚇された経験はありませんか?鼻にシワを寄せて吠えられた時、あなたはどんな気持ちになりますか?
「いつもあんなに甘えてくるのに・・・」と悲しくなるでしょうか?それとも「飼い主に牙を向くなんてとんでもない!」と怒りたくなるでしょうか?
私も昔、犬を飼っていまして、経験があります。相手がいくら飼い主であろうと、犬も怒ることはあるようです。
そこには犬なりの理由がちゃんと存在しているのです。それを理解する気持ちがあれば、愛犬との関係がおかしくなる事はないと思いますよ。
それでは、犬が飼い主に威嚇する理由と対象方に付いてお話をしていきます。
飼い犬が飼い主を急に威嚇してきた!なぜなの?その理由は?
普段は人懐こい飼い犬でも、突然飼い主に対して威嚇をすることがあります。
飼い主としては驚いたりショックを浮けたりするかも知れませんが、「飼い主に対して威嚇をするなんて!」と怒らないで下さいね。
絶対に何か理由があるはずです。まずはその理由を考えることが大切でしょう。犬は言葉で気持ちを伝えることが出来ませんから、人間側が感じとってあげる必要があります。
飼い主に触られた時、体のどこかに痛みや違和感があった
体を触った時に威嚇をされたら、もしかしたら触った部分に痛みがあるのかも知れません。他の場所なら怒らないのに、特定の場所を触ると威嚇する場合がそうです。
見た目では分からなくても、内部に異常があることもあります。動きや歩き方がおかしくないか、じっくり観察をしてみてください。
そして気になる事があったら、動物病院で診察を受けましょう。
ごはんを食べている時、食器を取り上げられそうになった
犬にとって、食事はとても楽しみにしていることです。食事中に食器を取ろうとしたら、怒って当然でしょう。
「横取りしないでよ!」という気持ちの現れなので、飼い主は横取りしないという事を教えてあげると良いですね。
飼い主の手から食事を与えるようにするなどして、「飼い主が食べ物を横取りすることはない」と理解させるのです。
何らかの理由でどうしても食器を取り上げなければならない場合には、オモチャなどで気を反らしてから隙を見て取ってください。
ただし、この方法を頻繁に使うと信頼関係が崩れますので注意。
爪切りやブラッシングなど、嫌なことをされそうになった
犬が嫌がることをしませんでしたか?例えば、爪切りやブラッシングなどです。犬に何かしようとした時に威嚇されたら、「いやだから、やめてよ!」と言っている可能性がありますよ。
嫌がるという事は、過去に同じことをされた時に、嫌な思いをしたことが考えられます。痛い思いや怖い思いをしたのかも知れまんね。
飼い主が「爪を切るぞ!」とやる気満々の態度を見せつけることでも、犬は怯えます。爪切りやブラッシングの際には、さりげなく近づいてスキンシップを図ってからにしましょう。
おやつを上げる時に、近くに爪切りを置いておくなど、、怖いアイテムだと思わせない工夫も必要です。爪切りの音をさせたらオヤツをあげる、などして、嫌なイメージを変えていきましょう。
飼い犬が飼い主を威嚇する時はどうすればいいの?その対処法は?
犬が威嚇する原因や気持ちは分かりました。それでは、胃か区をされた時に飼い主はどう対処すれば良いでしょうか?
対処方法を間違えると、愛犬との関係が最悪なものとなってしまう可能性もあります。
マズルを掴んだり厳しく叱るのはNG!威嚇する理由を探る
飼い犬に威嚇された時、反射的に怒ってしまう人もいるかも知れませんね。「しつけが十分ではなかった!」などと考えてしまう人もいそうです。
ですが、これは最悪な対処法です。
犬は理由もなしに威嚇はしませんので、飼い主が何かしてしまったという事です。自分が犬に対して何をしたのか、まずはそれを考えることが大切です。
理由が分かれば、対処法も絞ることが出来ます。
触ると威嚇する場合は、身体に異常がないか確認する
犬の体に触った時に限り威嚇する場合は、その部分が痛い可能性が高いです。毛があるので直接見るのは難しいと思いますので、犬の動きをよく見てください。
歩き方が不自然ではないか、体の一部をかばうような動きをしていないか、など、観察するのです。もし気になることがあったら、動物病院に行くことをおすすめします。
威嚇行動が収まらない場合は、ドッグトレーナーに相談する
威嚇の原因が特定出来ないと、愛犬に怒られてばかりで飼い主の気持ちも不安定になりますよね。そんな時はドッグトレーナーに相談するのも一つの手段です。
一人で悩まず、専門家の判断も聞いてみましょう。
飼い犬の威嚇行動を防ぐための対策!そのしつけ方法とは?
なるべくなら、威嚇行動を防ぎたいですよね。そのための対策やしつけ方法をご紹介します。
飼い主との上下関係をしっかりと犬に自覚させる
犬は、家庭の中で自分の順位を決めているそうです。もしも自分が一番エライ!と思いこんでいたら、飼い主の言う事を聞かなくなります。
飼い主がリーダーであることを、犬に自覚させましょう。子犬の頃から甘やかして要求を全て受け入れていると、このような自覚は生まれません。
恐怖や不安を感じるものに徐々に慣らしていく
子犬の頃に刺激が少ない場所で育つと、環境の変化に敏感に反応するようになります。物音がする度に怖がったり、などです。
恐怖や不安からくる威嚇を防ぐには、やはり鳴らしていくのが一番でしょう。長い目で、少しずつ進めていきましょう。
スキンシップをはかり、身体を触られることに慣らす
スキンシップは大切です。あまり体に触られたことの無い犬ですと、自分に触れられる事を嫌がることがあります。
ですから、スキンシップをはかって慣れさせるのです。普段から犬の体に触るようにしていれば、怪我や病気の時にも体に触りやすくなりますよ。
まとめ
飼い犬が威嚇する時、どんな気持ちなのかその理由もご紹介しました。威嚇するには理由があるのですから、それを探らない限り解決は難しいでしょう。
激しく怒ったり叩いたりするのは逆効果ですので、まずは理由を考えることから始めてください。犬の気持ちを理解して、平和に暮らせると良いですね。