何度言ってもトイレを覚えてくれない・・・やっぱり子犬のうちからちゃんとしつけるべきだったのかな?もう諦めようか・・・
なんて思っている飼い主さん!トイレトレーニングは実は成犬からでも遅くないのです!
しかし、人間と同じで、大人になってからの癖や習慣を直すためには、なかなか根気が必要です。でも、トイレトレーニングを根気強く行うことにより、飼い主さんの手間はだいぶ軽減できます!
今回は、成犬へのトイレのしつけ方方法、しつけに関するお悩みなどをご紹介します!
成犬になってからでもトイレのしつけはできる?
本当に成犬になってもトイレのしつけってできるの?と思っている飼い主さん!
時間はかかりますが、わんちゃんに覚えさせることはできます。成犬がトイレを覚えるのはこんな理由があるのです。
成犬であってもトイレを覚えさせることは可能
成犬であってもトイレを覚えさせることは可能です。しかし、成犬は子犬と比べてトイレのしつけが難しくなります。
それは、年齢の問題でもありますが、成犬は子犬に比べてトイレに行く回数が減ってしまうのです。体の小さい子犬は、1日に10回以上トイレに行くため、トレーニングをする機会が増えます。
しかし、成犬になると、だいたい2〜3回と言われており、トイレトレーニングができる回数が少ないのです。
成犬の場合は、トイレに行く機会を逃さずに教え込むことが重要となるので、日常からしっかり行動パターンを理解しておきましょう。
成犬のトイレトレーニングには時間がかかり根気が必要
冒頭でも少しお話ししましたが、長年習慣化してしまったことや、癖を大人になってから変えるのは、人間でも大変ですよね。
わんちゃんも大人になってからいきなり変えるのは不可能です。なので子犬の時の倍以上時間がかかると思って臨みましょう!
根気強く飼い主さんがトレーニングを行えば、必ずわんちゃんもそれに答えてくれます。なので、失敗しても怒ったりせず、うまくできたらたくさん褒めてあげましょう。
雄犬の場合は、去勢するとトイレのしつけがしやすくなる
雄の場合はおしっこをする時に、足をあげてするわんちゃんが多いと思いますが、足をあげておしっこをし始める前に去勢手術をすると、足をあげずにトイレをする子が多くなるのです。
そのため、しゃがんだままトイレをする子が多くなるので、トイレのしつけが非常に楽になります。
成犬のトイレトレーニングにおける飼い主さんの悩みとは?
やはり成犬のトイレトレーニングは根気強さが必要そうですね。
では成犬の愛犬にトイレトレーニングをしているけど、なかなかうまくいかない飼い主さん、ならではのお悩み、またトイレトレーニングをやったほうがいい理由がみえてきますよ!
ところ構わずあちこちに排泄してしまう
わんちゃんは綺麗好きなので、自分の寝床にはしませんが、飼い主さんの洗濯物の上や家の柱、畳の隅っこ、家族の匂いがする場所
(布団や枕など)などに排泄をしてしまうわんちゃんは多いようです。
これはマーキングと飼い主さんへの甘えや、匂いを嗅いでうれしくなってしまうなどが理由のようです。これは本当に困りますよね。
しかし、この行動何回か繰り返しているのを観察してみてください。かならずここでは毎回するという習慣があるようなので、そこを突き止めてシートを敷いてみるのもいいでしょう。
室内にトイレがあるのに、外でしか排泄しない
動物は基本的に寝床・巣は綺麗に保つという本能がありますので、室内で排泄をするということに抵抗があります。
しかし、台風や大雪、深夜などは外には連れて行ってあげられませんよね。そうすると我慢することになってしまうのは、わんちゃんの体にとって良くないです。
そのため、室内の中にわんちゃん専用の空間を作ってあげると、そこが彼らの寝床・巣になるので、飼い主さんの家は巣以外の場所という認識になり、トイレのトレーニングがしやすくなります。
マーキングをしてしまう
これは上記2つの項目とも関係してきますが、最近は室内で放し飼いにしてわんちゃんを飼っているお家が多いようです。
わんちゃんは本能的に自分のテリトリーを増やすために、マーキングをおこないます。室内全部が自分の寝床・巣と考えてしまうので、マーキングをたくさんの場所にしてしまうのです。また寂しさ、不安、
かまってほしいなどわんちゃんの心理状態を表す行動でもあります。
そのためにも、わんちゃんの空間を決めてあげることが必要です。マーキングをし始めたら、原因を一度考えてみましょう。
わんちゃんにストレスをかけてしまっているかもしれません。
成犬におすすめの上手なトイレのしつけ方は?
では、どのトイレトレーニングの方法が一番いいのでしょうか?トイレトレーニングにおいて重要なポイントをご紹介します。
排泄したがる時の癖や行動を把握し、タイミング良くトイレに誘導する
成犬になると、子犬の時よりもトイレの回数が減ります。そのため飼い主さんは、愛犬がトイレをするなというタイミングを見逃してはいけません。
また排泄の前に愛犬がする行動や癖などをよく把握しましょう。
わんちゃんはよく排泄前に走り回ったり、床のにおいを嗅ぐなどの動作を行ったり、食事や運動の後に排泄にいきたくなることが多いのです。
それらの行動を見つけたら、トイレトレーやトイレシートの上に乗せてあげましょう。
この動作を繰り返すことにより、わんちゃんは排泄をシートやトレーの上でするんだなということを覚えるようになります。
できるだけ静かな場所に、広くて大きいトイレを数ヶ所設置する
人が多くいる場所よりも、静かで人の目につきにくい場所の方がわんちゃんは落ち着いてトイレを済ますことができます。
トイレの設置場所は、普段人の出入りが少ないが、人がいなくてもわんちゃんが自由に出入りできる部屋の隅に設置してあげることが理想的です。
わんちゃんがいきたいと思った時にいけるように、何箇所かにわけて設置をしましょう。そのうち行くトイレが決まって固定化されてくるので、徐々に減らせば問題ありません。
また小型犬だとしても排泄量が普通サイズのシートでは足りないという場合があります。その時のためにも広くて大きめのシートやトイレトレーを用意してあげましょう。
トレーニング中は、絨毯やマットなどの柔らかいものは敷かない
実はわんちゃんは、視覚ではなく、足の触覚で排泄場所を判断していると言われています。
つまりペットシートのようなやわらかさでもある、絨毯やマットなど柔らかいものを置いてしまうと、トイレと間違えてしまうので注意しましょう!
まとめ
成犬のトイレトレーニングについてお分かりいただけましたか?わんちゃんは視覚ではなく触覚でトイレを判断しているため、絨毯などを敷いてしまうと、そこがトイレだと思っています。
何度も教えているのに、ちっとも覚えないと怒ったり、諦める前に、今わんちゃんがトイレトレーニングをするために万全の環境作りができているか、
トイレトレーニングで粗相をしてしまったからといって叱ってストレスになるようなことをしていないか?など今一度飼い主さんと環境も見直してあげてください!
成犬になってから覚えさせるのは大変ですが、しっかり褒めて根気強く教えてあげれば、きっとできるようになりますよ!チャレンジしてみてくださいね!